マグニフィカSとイーヴォの違い|価格差と機能を徹底比較して解説

マグニフィカS・Sスマート・イーヴォ29064・29081を並べ、価格・操作・ミルク機能の違いを比較した画像 マグニフィカ

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こんにちは、ブリュークラフト・ガイドのtakaです。

マグニフィカSとイーヴォを比べて、「高い方を買えば満足できる?」「ミルクが自動になるだけで、そこまで変わる?」と迷っていませんか。

私の結論は、エスプレッソとカフェ・ジャポーネを中心に飲み、購入費を抑えるならS、自分で牛乳を泡立てずにカプチーノを楽しみたいならイーヴォです。

ただし、Sスマートまで含めると、ブラックメニューが多いのはイーヴォだけではありません。

この記事では、S・Sスマート・イーヴォ2機種の計4機種を比較し、毎日の飲み方に価格差が見合うかを考えます。

私はスタートECAM22020を約1年間使用し、友人所有のSに加え、CLASで約一か月半借りたSでも抽出と清掃を経験しました。

Sスマートとイーヴォの機能は公式情報で確認し、自動ミルクを使う生活の感想には、レンティオで借りているエレッタ エクスプロアの経験を添えます。

イーヴォを実際に使ったレビューではなく、仕様の違いと実機経験を組み合わせた購入前の比較です。

この記事のポイント
1S・Sスマート・イーヴォ2機種の違い
2自動ミルクで減る作業と残る手入れ
3メニューと操作から選ぶ基準
4価格差を払う価値がある使い方

マグニフィカSとイーヴォの違い

大きな違いは、ミルクの泡立て方法と操作パネルです。

まずは機種ごとのメニューを見て、普段飲みたいものがそろうかを確認してください。

Sスマートを含めた4機種を比較

国内向け4機種のメニューと操作の比較
比較項目 S Sスマート イーヴォ29064 イーヴォ29081
型番 ECAM22112B/W ECAM25023SB ECAM29064XB ECAM29081XTB
操作 物理ボタンとダイヤル バックライト付きボタンとダイヤル カラーのタッチアイコン カラーのタッチアイコン
エスプレッソ あり あり あり あり
カフェ・ジャポーネ あり あり あり あり
スペシャルティ なし あり なし あり
ミルクの泡立て 手動 手動・フロス調整つまみ付き 自動・ラテクレマ ホット 自動・ラテクレマ ホット
自動ミルクメニュー なし なし カプチーノ、マイラテ カプチーノ、ラテマキアート、マイラテ

イーヴォ29064の「4メニュー」はブラック2種類とミルク2種類、29081の「6メニュー」はブラック3種類とミルク3種類です。

この数には給湯を含めていません。

自動ミルクを使わない場合、Sと29064、Sスマートと29081は、ブラックメニューの顔ぶれが同じです。

つまり、イーヴォを選べば必ずブラックの種類が増えるわけではありません。

一方で、Sスマートから29064へ替えると自動ミルクは使えるようになりますが、スペシャルティは選べなくなります。

上位・下位という見方だけでは、この違いを見落としやすいですよ。

今回のイーヴォはX付きの国内型番が対象です。

旧型番や海外仕様については、商品名が似ていても同じ仕様として扱わず、購入する型番で確認してください。

仕様の確認先:デロンギ公式の全自動コーヒーマシン選び方ガイド。

まず決めたいのはミルクの作り方

ブラックを毎日飲み、ミルクはたまに加えるだけなら、Sでも豆挽きから抽出まで任せられます。

カップに冷たい牛乳を加えるだけの飲み方であれば、自動ミルクの有無が使い勝手を大きく変える場面も少ないでしょう。

逆に、温かい泡立ちミルクを毎朝使うなら、泡立てと注ぐ作業を任せられることが選ぶ理由になります。

私は、買ったあとに増えるかもしれない飲み方より、今の生活で繰り返している飲み方から考えるのがよいと思います。

一週間に飲んだコーヒーを思い出してみてください。

ブラックばかりなら購入費を抑える方向、カプチーノやラテが多いならミルクの自動化を優先する方向で、候補を絞りやすくなります。

価格差は使う機能と合わせて考える

本体価格だけを横並びにするより、追加で何ができるようになるのかと合わせて見ると、予算を決めやすくなります。

価格は販売店や時期で変わるため、以下の公式表示と購入時の支払額を分けて確認してください。

ブラック中心で抑えるならS

2026年10月14日の確認では、SのECAM22112Bは公式サイトで税込69,800円と表示されていました。

エスプレッソとジャポーネで普段の飲み方が足りる人にとって、最初に検討しやすい機種です。

私がSを使った範囲では、手頃な機種だから毎回面倒な抽出操作が必要、ということはありませんでした。

豆と水を用意してメニューを選べば、挽くところからコーヒーが出るところまで進みます。

自分好みの濃さを探す楽しさもあるので、「初心者向けだから、すぐ物足りなくなる」と決めつけなくてよいと思います。

ミルクを手動で作ることに納得できるなら、残った予算を好みの豆や普段使うカップに回す選び方もできます。

デロンギ マグニフィカSの操作パネルと抽出口、フロッサーを正面から見た様子

マグニフィカS本体を正面から撮影し、操作パネル・抽出口・フロッサー・排水トレイが確認できる様子。

ECAM22112B/Wの現在の販売価格はこちらで確認できます。

Sスマートは飲み分けに価値がある

SスマートECAM25023SBの公式表示は税込128,000円で、前述したSとの差は58,200円でした。

追加費用で得られるのは、スペシャルティ、見やすいバックライト付きのメニューボタン、フロス調整つまみなどです。

自動ミルクになるわけではないので、カプチーノ作りを丸ごと任せるために選ぶ機種ではありません。

ジャポーネに加えてスペシャルティも飲み分けたい、ミルクは自分で作りたいという人に向いています。

反対に、毎日ジャポーネだけを飲む予定なら、見た目やボタンの使いやすさにどこまで追加費用を払いたいかが判断の中心です。

細かなS同士の違いは、マグニフィカSとSスマートの比較で解説しています。

イーヴォは購入時の差額で選ぶ

イーヴォ2機種については、今回、現在の公式販売価格を確定できていません。

そのため、過去の価格から「Sとの差額は必ず何万円」とは記載せず、購入する店で表示される金額を基準にします。

見比べるのは、送料と使えるクーポンまで反映した支払額です。

ポイント還元は支払額と分けて考えると、実際にいくら用意すればよいかが分かりやすくなります。

29064は、基本のブラックと自動カプチーノ、マイラテがあれば十分な人の候補です。

29081は、そこにスペシャルティとラテマキアートを加えて飲み分けたい場合に選びます。

例えば、2機種の差が小さければ29081を選びやすくなりますが、追加メニューを使わず差が大きいなら、29064に予算を抑える意味があります。

ミルクが自動になるという主要な便利さは、どちらでも得られるからです。

基本の4メニューで選ぶなら、ECAM29064XBを確認してください。

6メニューを飲み分けるなら、ECAM29081XTBが候補です。

新品・中古の別や保証条件までそろえて比べ、正確な仕様は公式サイトをご確認ください。

自動ミルクで変わる毎日の作業

ミルク機能の違いは、出来上がったカップだけで見るより、作っている途中の作業を比べると分かりやすくなります。

手動にも楽しさはありますが、毎朝続けたいかは別の話です。

Sは自分で泡立てて注ぐ

Sではピッチャーなどに牛乳を入れ、フロッサーを使って自分で泡立てます。

そのあとに、抽出したエスプレッソと合わせて一杯を仕上げます。

牛乳の量や泡の状態を見ながら作れるので、休日に自分で調整する工程を楽しみたい人には魅力があります。

一方、蒸気を出している間は容器を持ち、状態を確認する作業が必要です。

コーヒーを抽出するボタンを押すだけの感覚で、ミルクまで完成するわけではありません。

こちらは、私がSで牛乳を泡立てている写真です。

マグニフィカSの手動フロッサーでピッチャー内の牛乳を泡立てている様子

Sではミルクを別の容器に入れ、自分で泡立てます。

動かし方や泡立て中の音は、実際の動画でも確認してください。

私も最初は大きな泡ができることがあり、10回ほど使う中で少しずつ慣れていきました。

毎回すぐに同じ泡に仕上がるわけではありませんが、自分で作ったミルクとエスプレッソを合わせる楽しさはあります。

手動で作ったラテも、家族からおいしいと言ってもらえました。

作る時間を楽しめるかが、選び分けのポイントだと思います。

イーヴォは泡立てと供給まで自動

イーヴォ29064・29081は、ラテクレマ ホットを搭載しています。

ミルクコンテナに牛乳を入れて対応メニューを選ぶと、泡立てたミルクがカップへ供給され、コーヒーと組み合わせた一杯を作れます。

手でピッチャーを支えて泡を調整し、最後に自分で注ぐ工程を省けることが、Sとの大きな違いです。

これは搭載機能から分かる違いで、イーヴォの実機を使っていなくても、手動の作業が減ることは判断できます。

私がエレッタ エクスプロアで自動ミルクを使ったときも、手動より作るのが早く感じられ、泡の仕上がりも好みでした。

ただし、この感想はエクスプロアでのものです。

イーヴォでも同じ温度、同じ泡の細かさ、同じ所要時間になるという実測結果ではありません。

自動ミルクで作った一杯の参考として、エクスプロアのカプチーノを掲載します。

自動ミルクの参考として掲載したエレッタ エクスプロアのカプチーノ

エレッタ エクスプロアで作ったカプチーノです。

例えば、朝に家族の分を作る場合、手動では一杯ごとの泡立てに自分の作業が必要です。

自動なら、牛乳とカップを準備してメニューを選ぶ流れに変わります。

一杯をゆっくり作る人より、限られた時間で何杯か用意したい人の方が、この違いを使いやすさとして感じやすいと思います。

マイラテは牛乳量で好みに合わせる

マイラテは、コンテナへ入れた牛乳を使い切る方式のメニューです。

牛乳を入れる量によってミルク感を変えられ、コーヒー側の量は定量設定で調整できます。

あらかじめ一定量に設定したカプチーノを作る使い方と、入れる牛乳量から決める使い方を選べると考えると分かりやすいでしょう。

今日は牛乳を多めにしたい、コーヒーの印象をもう少し残したいという好みに合わせる余地があります。

ただし、牛乳を増やした分だけ完成量も増えます。

コンテナの使用可能な量とカップの容量を守って調整してください。

使い切る方式でも、ミルクが通る部品の洗浄は必要です。

「牛乳が容器に残りにくい」と「洗わなくてよい」は別なので、片付けまで含めて考えましょう。

マイラテにした場合、余すことなく使える点と、カフェラテなどの牛乳量を増やし、甘みを強くしたりできるのが利点だと感じます。

仕組みの確認先:29064XBの定量設定、29081XTBの定量設定。

メニューの特徴と味の違い

メニューの数だけでは、どんな飲み物を作れるのか想像しにくいですよね。

まずメーカーが説明する特徴を確認し、そのあとに私が飲んだ感想をお伝えします。

メーカーが示すメニューの特徴

メニューの特徴と、今回の4機種での対応
メニュー メーカー説明を踏まえた特徴 対応機種
エスプレッソ 圧力をかけて少量に抽出する、濃厚なコーヒー。ミルクを加える飲み方の土台にもなる 4機種すべて
カフェ・ジャポーネ 豆を蒸らしながら抽出する、日本向けの深蒸しレギュラーコーヒー 4機種すべて
スペシャルティ 浅煎りから中煎りなど、豆の特徴を楽しむためのコーヒーメニュー Sスマート、イーヴォ29081
カプチーノ エスプレッソと温かいミルク、フォームミルクを組み合わせる イーヴォ2機種で自動抽出
ラテマキアート ミルクを主体に、エスプレッソを合わせるミルクメニュー イーヴォ29081で自動抽出
マイラテ コンテナへ入れた牛乳を使い切り、好みのミルク量で作る イーヴォ2機種

ここでの対応は、専用ボタンやアイコンで選べるメニューのことです。

SとSスマートでも、自分でミルクを泡立ててコーヒーと合わせれば、ラテやカプチーノを楽しめます。

反対に、イーヴォには今回比較している2機種とも「カフェラテ」という名前の専用メニューはありません。

牛乳の比率を自分好みにしたいなら、前述したマイラテが選択肢になります。

毎朝はジャポーネ、休日はカプチーノという人なら29064で必要な組み合わせがそろいます。

そこにスペシャルティやラテマキアートを加えたいかが、29081を選ぶ判断になります。

実際に飲んだ私の感想

私がSで飲んだエスプレッソは、少し軽く感じる場面はありましたが、エスプレッソとしてきちんとおいしく飲めました。

カフェ・ジャポーネも深みがあり、普段のブラックとして楽しめています。

実際に抽出したSのエスプレッソがこちらです。

マグニフィカSで抽出したエスプレッソと表面のクレマ

Sで抽出したエスプレッソ。

また、Sとスタートで同じ豆を飲んだ範囲では、機種を変えただけで劇的に味が良くなったとは感じませんでした。

日常的な違いとして分かりやすかったのは、操作方法とスペシャルティの有無です。

スタートのスペシャルティでは、浅煎りや中煎りの酸味が自分には目立ちすぎると感じることもありました。

同じ豆でもジャポーネの方が好みに合う場合があるので、メーカーが示す相性と、自分がおいしいと思う味は分けて考えています。

これは私の好みと使用条件での感想で、イーヴォの味を比較測定した結果ではありません。

スペシャルティを飲みたい理由が具体的にあるなら搭載機を選び、何となくメニューが多い方がおいしそうという理由だけなら、一度立ち止まって考えるとよいと思います。

私はミルクに合わせるなら、深煎りのコクが好みです。

機種の価格だけでなく、普段使う豆との組み合わせも大切ですよ。

操作と抽出量で変わる使い勝手

毎日触れる部分なので、ボタンの見た目と量の決め方も比較しておきましょう。

特に家族で使う場合は、誰がどう操作するかを想像すると判断しやすくなります。

ダイヤルとカラーアイコンの違い

Sは物理ボタンでメニューを選び、中央のダイヤルで豆量を調整します。

ダイヤルを回す操作が好きな人には、濃さを変える動きが分かりやすいでしょう。

 デロンギマグニフィカSの豆切れランプが点灯した操作パネルの写真デロンギ 友人のマグニフィカSの豆切れランプが点灯した操作パネル

私も説明書を一度読んでから使い始め、その後の日常操作で特に困ることはありませんでした。

Sスマートもボタン操作ですが、バックライト付きのメニューアイコンがあり、Sとは前面の見え方が違います。

イーヴォはカラーのメニューアイコンに触れて選ぶ方式です。

カラー液晶画面が付いているわけではなく、飲み物を示すカラーアイコンのタッチパネルです。

画面に文章で手順が表示される上位機の操作とは違うので、ここは購入前に押さえておきたいところです。

イメージとして、参照してください

デロンギマグニフィカスタートの豆切れランプが点灯した操作パネルの写真デロンギ マグニフィカ スタートの豆切れランプが点灯した操作パネル

イーヴォの豆量はマイルド・スタンダード・ストロングの3段階から選びます。

細かなダイヤル位置を探すSに対して、段階を決めて選ぶイーヴォという違いです。

家族に使い方を伝える場面では、「豆量は真ん中、飲み物はこのアイコン」と説明できる方が分かりやすい人もいるでしょう。

ただ、押した感触のあるボタンの方が安心して操作できる人もいます。

タッチ式だから誰にとっても使いやすい、と一律には決めず、普段使う人の好みに合わせてください。

ジャポーネの定量設定にも差がある

SのECAM22112では、エスプレッソの量は設定できますが、カフェ・ジャポーネの抽出量は定量設定で変更できません。

一方、イーヴォではコーヒーメニューの抽出量を設定できます。

いつも同じマグカップを使い、好みの量で止めたい人には、ブラックだけでも意味のある差です。

例えば、普段のカップには標準の量が多いと感じるなら、定量設定に対応する機種では、そのカップに合わせた量を記憶させて使えます。

毎回途中で止めることと、次回も同じ量で抽出されるよう設定することは違います。

また、コーヒーの量を増やせば、同じ豆量でも一杯の濃さの感じ方は変わります。

容量だけを増やして薄く感じたときは、豆量と抽出量の組み合わせから見直しましょう。

いつも使うカップが一つに決まっている人ほど、メニュー数と同じくらい定量設定の使い方を確認しておく価値があります。

確認先:Sの定量設定に関する公式FAQ。

豆を挽く音は動画で確認

今回の4機種は、いずれもコーン式グラインダーで豆を挽くタイプです。

そのため、豆を砕く音が出る場面そのものは共通しており、イーヴォにすれば豆挽き音がなくなるわけではありません。

私はSを使っていて、抽出より豆を挽くときの音が気になりました。

夜に使用して家族から注意された経験もあるので、早朝や夜に飲む予定なら購入前に聞いてみてください。

こちらはSの実際の抽出動画です。

同じコーン式でも、本体構造や制御まで完全に同じとは限らないため、この動画でイーヴォの音量そのものを示しているわけではありません。

豆挽きがどのタイミングで始まり、どのような音がするかの参考にしてください。

動画の再生音量や録音環境でも聞こえ方は変わりますが、静かな部屋で使う場面を想像する材料にはなります。

片付けと設置場所も比べる

作るときの便利さと、飲んだあとの片付けはセットで考えたいところです。

さらに、本体を置けるだけでなく、給水や部品の取り外しまで無理なくできるかを確認しましょう。

ミルクが自動でも洗浄は必要

Sでは、使用後にフロッサーを手入れし、牛乳を入れたピッチャーも洗います。

イーヴォでは、ミルク経路のすすぎに加えて、コンテナと関連部品を取扱説明書に従って洗浄します。

自動ミルクの便利さは作る工程が減ることで、使用後に何もしなくてよいという意味ではありません。

私が手動ミルクとエクスプロアの自動ミルクを使った範囲では、片付けの負担はそれほど大きく変わらないと感じました。

手動はピッチャーとノズル、自動はコンテナと部品というように、洗う対象が変わる感覚です。

ただし、これはイーヴォの洗浄時間を測った結果ではありません。

部品を分解して洗うことが苦にならないか、乾かす場所があるかまで含めて判断してください。

カス受けや排水トレイ、水タンク、抽出ユニットの手入れは、ブラック中心でも残ります。

Sの部品を外すと、実際にはこのような状態になります。

マグニフィカSから取り外した排水トレイとカス受け

内部すすぎとは別に、取り外して洗う部品があります。

私はトレイやカス受けなどの日常清掃を、体感で5分程度と感じていました。

除石灰やミルク部品の洗浄を含む時間ではありませんが、購入前にはこの程度の日常作業があると想像しておくとよいと思います。

自動ミルクは作るときがかなり楽でした。

私の場合、片付けよりも泡立てを任せられることに魅力を感じました。

本体寸法と周囲の余裕を確認

本体の外形寸法。単位はmm
機種 幅 奥行 高さ
S 238 430 350
Sスマート 238 440 350
イーヴォ29064 240 445 360
イーヴォ29081 240 445 360

Sとイーヴォでは、幅は2mm、奥行は15mm、高さは10mmの差です。

外形寸法だけなら極端な差ではありませんが、棚の高さや奥行がぎりぎりの場合は確認が必要です。

上から豆を補充し、前から水タンクやトレイを取り出すため、本体をぴったり囲うような置き方では使いにくくなります。

抽出ユニットを取り外すときの作業空間も必要です。

さらにイーヴォはミルクコンテナを扱うので、取り付け、取り外し、洗ったあとの置き場所まで考えておきましょう。

本体の幅がほぼ同じでも、作業するときに使う場所まで同じとは限りません。

私の使用では、水回りに近い場所に置けると、給水と排水のたびに移動する負担が少なく感じられました。

見栄えのよい場所だけで決めず、牛乳を出す冷蔵庫と、洗うシンクまでの動きも想像してみてください。

壁や周囲との必要な間隔は、購入する型番の取扱説明書に従って確保してください。

友人宅で使用しているデロンギ マグニフィカSの斜め前写真友人宅で使用しているデロンギ マグニフィカSを斜め前から撮影

購入前に残る疑問を解決

ここまでの比較を踏まえて、選ぶ段階で迷いやすい点を確認します。

Sとイーヴォのよくある質問

ブラックしか飲まなくてもイーヴォを選ぶ意味はありますか?

あります。

カラーのタッチアイコンやジャポーネの定量設定を重視する人には候補になります。

ただし、29064のブラックメニューはSと同じ2種類なので、自動ミルクを使わないなら操作と量の設定に価格差を払いたいかで判断してください。

Sスマートならミルクも自動で作れますか?

ECAM25023SBのミルクは手動です。

フロス調整つまみはありますが、牛乳の泡立てとカップへ注ぐ作業は自分で行います。

その作業を任せたいなら、今回の比較ではイーヴォが候補です。

イーヴォ29064と29081は何で選べばよいですか?

スペシャルティとラテマキアートの専用メニューを使うかで選びます。

どちらも自動カプチーノとマイラテに対応するため、基本のブラックとミルクで足りるなら29064、飲み分けを増やしたいなら29081が向いています。

マイラテを使えばミルク容器は洗わなくてよいですか?

洗浄は必要です。

マイラテは入れた牛乳を使い切る方式ですが、牛乳が触れたコンテナや部品の汚れまでなくなるわけではありません。

すすぎと部品の洗浄は、取扱説明書に従って行ってください。

毎日使う機能で最後の一台を選ぶ

マグニフィカSとイーヴォの違いは、価格の高い方がすべての飲み方に向く、という関係ではありません。

最後は、あなたが毎日使う機能に照らして決めてください。

  • S:エスプレッソとジャポーネが中心で、購入費を抑えたい
  • Sスマート:スペシャルティも飲み分け、ミルクは自分で作りたい
  • イーヴォ29064:基本のブラックに加え、カプチーノとマイラテを自動で作りたい
  • イーヴォ29081:自動ミルクに加え、スペシャルティとラテマキアートも選びたい

私なら、ブラック中心で今の飲み方が決まっている人には、まずSで足りるかを考えてもらいます。

一方、毎朝ミルクを泡立てる作業を減らしたい人には、イーヴォの追加費用を具体的な便利さとして考えてもらいたいです。

スタートも候補に入れて広く選びたい場合は、マグニフィカ全機種の比較も参考にしてください。

上位機だから選ぶのではなく、飲みたい一杯を続けやすくなるかで選ぶ。

その基準なら、使わない機能に予算をかけすぎず、自分に合う一台を見つけやすくなると思います。

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