マグニフィカSの挽き具合設定|薄い・苦いを調整して味を整える

マグニフィカSの挽き具合と味の調整方法を示す画像 マグニフィカ

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こんにちは、ブリュークラフト・ガイドのtakaです。

マグニフィカSのコーヒーが薄い、苦い、抽出が遅いと感じると、豆ホッパー内のグラインダーノブをすぐ回したくなりますよね。

ただ、味に関わるのは挽き具合だけではありません。

前面の豆量調整つまみ、カップへ出す抽出量、使っている豆の焙煎度でも、同じマシンとは思えないほど印象が変わります。

私はマグニフィカ スタートECAM22020を約1年間使い、友人宅では半年以上使われているマグニフィカSの抽出や操作を確認しました。

その経験からも、味が合わないときに設定をまとめて変えるより、症状に合う項目を一つずつ試す方が、好みの一杯へ近づきやすいと感じています。

この記事では、マグニフィカSの挽き具合を安全に変更する手順と、薄い・苦い・抽出が遅いといった症状から、最初に見直す設定を判断する方法を解説します。

この記事のポイント
1挽き具合を変更できる正しいタイミング
2豆量と抽出量と挽き目の違い
3薄い・苦いときの見直し順序
4豆に合わせて味を確かめる方法

友人宅で挽き具合を確認したマグニフィカS友人宅で抽出と設定を確認したデロンギ マグニフィカS

挽き具合で変わる部分

まず知っておきたいのは、グラインダー設定がカップの量を直接決める機能ではないことです。

挽いた粉の細かさが変わると、お湯がコーヒー粉の間を通る速さが変わり、成分の出方や口当たりに影響します。

細かくすると流れが遅くなる

挽き目を細かい側へ動かすと、粒と粒の隙間が小さくなり、お湯が通りにくくなります。

同じ豆量と抽出量なら、コーヒーとお湯が触れる時間が長くなりやすいため、薄さが和らいだり、口当たりが濃密に感じられたりする場合があります。

一方で、細かくしすぎると、抽出口からポタポタとしか出ない、抽出に時間がかかる、ほとんど出てこないという状態にもなりかねません。

薄いと感じても、いきなり数字を大きく動かさないことが大切です。

粗くすると流れが速くなる

粗い側へ動かすと粉の隙間をお湯が通りやすくなり、抽出速度は速くなる方向へ変化します。

コーヒーがほとんど出ないときや、抽出が極端に遅いときに確認する側です。

ただし、必要以上に粗くすると、お湯が早く通り抜けて、香りや飲みごたえが物足りなく感じられることがあります。

粗いほど良い、細かいほど良いという関係ではなく、使う豆と抽出メニューに対して通過速度が合っているかを見る設定です。

濃さは挽き目だけで決まらない

マグニフィカSの味を調整するときは、豆量、抽出量、挽き目を分けて考える必要があります。

それぞれ変わる部分が異なるため、薄いと感じたからといって、最初から挽き目を細かくすればよいわけではありません。

前面中央の豆量調整つまみは、一杯の抽出に使う豆の量を変える設定です。

カップに出る量はちょうどよいのに、飲みごたえが足りない場合は、豆量を増やすところから試します。

一方、豆量が足りていても、カップへ出す量が多ければ、後半になるほど水っぽく感じることがあります。

その場合に見直すのが、通常コーヒーの抽出量です。

抽出量を短くすれば、余分にお湯を通さず、好みの量で抽出を止められます。

それでも薄く、抽出口からコーヒーが速く流れている場合に、グラインダーの挽き目を細かくする候補が出てきます。

設定項目 直接変わるもの 最初に見る場面
豆量 一杯に使う豆の量 カップ量はよいが飲みごたえが足りない
抽出量 カップへ出すコーヒーの量 一杯の量が多く、後半が水っぽい
挽き目 粉の細かさとお湯の通り方 抽出が極端に速い、または遅い

このように、カップ量、飲みごたえ、抽出速度の順に確認すると、どの設定を見直すべきか判断しやすくなります。

味が薄いと感じた場合、順を追って一つづつ試しながら直していくと、理想の一杯に近づきやすいです。

グラインダー設定の変え方

ECAM22112のグラインダーノブは、好きなタイミングで自由に回すものではありません。

デロンギ公式の案内に沿い、購入時の目盛りを基準に、作動中だけ一目盛りずつ変更します。

購入時の目盛り5から試す

購入時のグラインダー設定は「5」です。

公式FAQでも、通常は設定5のまま使うよう案内されています。

新品を使い始めた直後や、味の基準がまだない段階では、先にノブを回す必要はありません。

同じ豆、同じ豆量、同じ抽出メニューで数杯飲み、どこが好みと違うのかを確かめてください。

なお、初回設定や通常コーヒーの抽出量を記憶させる方法まで確認したい方は、マグニフィカSの使い方と基本設定で一連の操作を解説しています。

豆を挽いている間だけ回す

グラインダーノブを回せるのは、抽出を開始し、本体が豆を挽いている間だけです。

豆ホッパーのふたを外してノブの位置を確認し、カップを置いて抽出ボタンを押します。

グラインダーの作動音が聞こえている短い間に、目的の方向へ一目盛りだけ回してください。

停止中に無理に回すと、内部へ負担をかけるおそれがあります。

グラインダーノブは停止中に回さないでください。

固く感じても力を加えず、ECAM22112の取扱説明書に記載された方法を優先しましょう。

一度に一目盛りだけ動かす

抽出されない、または極端に遅い場合は、粗い側となる時計回りへ一目盛り動かします。

コーヒーが薄い、もう少しクリーミーな口当たりにしたい場合は、細かい側となる反時計回りへ一目盛りです。

数字だけで覚えるより、遅すぎるなら粗く、薄さを見直すなら細かくと、症状と方向を組み合わせると間違いにくくなります。

ただし、薄さの原因が抽出量や豆量にある場合は、挽き目を細かくしても狙った味になりません。

後述する症状別の順番で、最初に触る設定を選んでください。

変更後は二杯以上待つ

ノブを一目盛り動かしても、新しい挽き具合の影響が最初の一杯から完全に表れるとは限りません。

内部には変更前の状態で挽かれた粉が残るため、公式も二杯以上抽出してから効果を確認するよう案内しています。

一杯目を飲んですぐ次の目盛りへ進むと、前後の粉が混ざった状態を基準に判断してしまいます。

二杯以上抽出し、それでも変化が足りないときに限り、同じ手順でもう一目盛り動かしましょう。

味を比べる条件のそろえ方

設定変更を成功させるには、ノブの回し方だけでなく、比較条件をそろえることが欠かせません。

豆やメニューまで同時に変えると、何が味へ影響したのか分からなくなります。

同じ豆とメニューで試す

検証中は、一種類の豆を使い続け、通常コーヒーなら通常コーヒー、カフェ・ジャポーネならカフェ・ジャポーネで比べます。

同じカップを使えば、一杯の見た目の量やクレマの残り方も見比べやすくなります。

ホッパーへ別の豆を継ぎ足した直後は、古い豆と新しい豆が混ざるため、設定の評価には向きません。

豆を変えるなら、切り替わったあとに改めて基準の一杯を作ってください。

味と抽出の様子を一緒に見る

舌で感じた印象だけでなく、抽出口からどのように出ているかも確認します。

見る項目は、抽出が始まるまでの様子、液体が連続して流れるか、ポタポタになっていないか、カップ量がいつもと同じかの四つで十分です。

例えば「苦い」という感想だけでは、豆の焙煎による苦味なのか、抽出が遅すぎるのかを分けられません。

抽出速度も一緒に見れば、挽き目を粗くする候補なのか、豆量を減らす候補なのかを考えやすくなります。

一回につき一項目だけ変える

挽き目を一目盛り細かくし、同時に豆量を増やし、抽出量まで短くすると、味は大きく変わります。

しかし、どの変更が合っていたのか分からないため、次に豆を変えたときの基準として使えません。

最初の一回は豆量だけ、次は抽出量だけというように、一項目ごとに結果を残してください。

スマートフォンのメモへ「豆名・メニュー・豆量つまみの位置・挽き目・感想」を一行書くだけでも、同じ失敗を繰り返しにくくなります。

設定値より「何を一つ変えたか」を残す方が役立ちます。
次の豆でも、自分の好みへ戻しやすくなりますよ。

豆量と抽出量の選び方

デロンギ マグニフィカのおすすめ設定を探すと、挽き目の数字だけが紹介されることがあります。

しかし、数字をまねる前に、いま困っているのが一杯の量なのか、飲みごたえなのかを分けてください。

量が多いなら抽出量を見る

香りや最初の口当たりは悪くないのに、飲み進めると後半が水っぽい場合は、抽出量が好みより多い可能性があります。

この場合は豆量を増やしたり、挽き目を細かくしたりする前に、通常コーヒーのカップ量を短くする方が変化を確かめやすいでしょう。

一方、カフェ・ジャポーネは通常コーヒーと抽出方法が異なります。

通常コーヒーの定量設定と同じ感覚で考えず、まず使っているメニューを確認してください。

量がよいなら豆量を見る

カップ量は希望どおりなのに、一口目から物足りない場合は、前面の豆量調整つまみをMAX側へ少し動かす候補です。

豆量を増やすと、一杯に使うコーヒー豆が増えるため、カップ量を保ったまま飲みごたえを変えられます。

反対に、味が重く感じる、飲み終わりまで苦味が残りすぎるなら、MIN側へ少し戻して確認します。

MINを越えるとコーヒー粉を使う抽出位置になるため、豆を使うときはつまみの位置を越えないよう注意してください。

挽き目は抽出速度で判断する

抽出量と豆量を見直しても薄く、液体が目で見て速く流れるなら、挽き目を一目盛り細かくする候補が出てきます。

逆に、豆量を増やしたあとから抽出が極端に遅くなった場合は、さらに細かくしてはいけません。

豆量を一度戻して確認し、それでも遅いなら作動中に一目盛り粗くする順番です。

味の感想だけで挽き目を決めず、カップ量と抽出速度を合わせて見る。

これが三つの設定を混同しないコツです。

抽出メニューごとの見方

同じグラインダー設定でも、通常コーヒー、カフェ・ジャポーネ、2杯抽出では、使用する豆量とカップへ出る量が同じではありません。

一つのメニューで決めた感想を、そのまま別のメニューへ当てはめないようにします。

通常コーヒーは量を固定する

通常コーヒーは抽出量を記憶させられるため、同じ1杯ボタンでも、家庭ごとにカップへ出る量が異なる可能性があります。

挽き目を比較するときは、途中で定量設定を変えず、毎回同じボタンと同じカップを使ってください。

昨日より水っぽく感じても、家族が抽出量を長く設定し直していれば、グラインダーが原因とは限りません。

まずカップに出た量を確かめ、いつもの量なら豆量と抽出速度へ進みます。

カフェジャポーネは別に比べる

カフェ・ジャポーネは、日本で飲み慣れたレギュラーコーヒーに近い一杯を作るメニューで、通常コーヒーとは抽出の進み方が異なります。

抽出の途中で作動音や流れが変わっても、それだけでグラインダーの不調と判断しないでください。

カフェ・ジャポーネの味を合わせる日は同じメニューだけで比べ、通常コーヒーの抽出速度を基準にしない方が分かりやすくなります。

一杯を長く感じる場合も、まずメニュー選択が目的に合っているかを確認しましょう。

一杯と二杯を混ぜて比べない

公式の目安では、通常コーヒー1杯に使う豆は約6〜11g、2杯では約10〜14gです。

2杯抽出は1杯分を単純に二倍した条件ではないため、1杯ボタンで決めた濃さと横並びにはできません。

二つのカップで同時に飲むことが多いなら、2杯ボタンを使う条件だけで豆量と挽き目を確かめます。

一人で飲む日の1杯設定と、二人分を淹れる日の2杯設定を別々に記録しておくと、どちらかへ合わせた変更で迷いにくくなります。

比較する単位は一つのメニュー

同じ豆でも、通常コーヒー1杯、2杯、カフェ・ジャポーネを一緒に評価せず、普段飲むメニューごとに基準を作ってください。

症状別の見直し方

ここからは、飲んだときの違和感と抽出中の様子を組み合わせて、最初に確認する設定を選びます。

同じ「薄い」でも、カップ量が多い場合と、通過が速い場合では対応が異なります。

水っぽく薄く感じる

カップの量が多く、特に後半が水っぽいなら、通常コーヒーの抽出量を短くするところから始めます。

量はちょうどよいのに全体が軽い場合は、豆量調整つまみをMAX側へ少し動かしてください。

それでも薄く、抽出が速く終わる場合に限り、グラインダー作動中に細かい側へ一目盛り動かします。

この順番なら、お湯が多かったのか、豆が少なかったのか、通過が速かったのかを切り分けられます。

苦味が残りすぎる

苦味が目立つときは、まず豆の焙煎度を確認します。

深煎り豆はもともと苦味や香ばしさが出やすいため、マシン設定だけで豆本来の傾向を消すことはできません。

カップ量が少なく味が詰まりすぎているなら少し量を戻し、豆量がMAX寄りなら中央側へ動かして比べます。

抽出がポタポタと遅く、飲み終わりに乾いたような渋さまで残る場合は、作動中に粗い側へ一目盛り動かす候補です。

ただし、一度に豆量と挽き目を両方変えず、どちらか一方から確認しましょう。

酸味が目立って飲みにくい

酸味は浅煎りや一部の豆が持つ個性でもあるため、必ずしも設定ミスではありません。

抽出が速く、香りが十分に出る前に終わったように感じるなら、豆量を少し増やすか、挽き目を一目盛り細かくする余地があります。

一方、抽出速度が普段どおりなら、同じ設定を追い込むより、焙煎度の深い豆へ替える方が好みに近づくこともあります。

酸味をゼロにしようとして細かくし続けると、今度は抽出が遅くなり、苦味や渋さまで目立つ可能性があります。

抽出が極端に遅い

抽出口から連続して流れず、ポタポタと落ちる状態なら、挽き目が細かすぎる可能性があります。

グラインダーが作動している間に、時計回りの粗い側へ一目盛りだけ動かしてください。

二杯以上抽出しても改善しなければ、もう一目盛りを検討します。

水タンクに水があるか、抽出口や抽出ユニットの手入れができているかも確認し、ノブだけを何度も回し続けないことが大切です。

抽出が速くクレマが少ない

以前より明らかに速く流れ、口当たりも軽くなった場合は、細かい側へ一目盛り動かす候補です。

ただし、クレマの量は挽き目だけでなく、豆の鮮度、種類、焙煎度でも変わります。

開封から時間がたった豆を使いながら、クレマだけを基準に細かくし続けるのは避けてください。

新しい豆へ替えた直後なら、二杯以上抽出して豆が切り替わってから判断します。

症状から選ぶ最初の一手

量が多く水っぽいなら抽出量、量はよいが軽いなら豆量、流れそのものが速すぎる・遅すぎるなら挽き目を確認します。

豆に合わせる考え方

マグニフィカSのおすすめ設定は、すべての豆に共通する一つの数字ではありません。

焙煎度や鮮度が変われば、お湯の通り方と感じる味も変わるためです。

深煎り豆は苦味から確認する

友人宅のマグニフィカSでは、KIRKLAND Espresso Blendを使っています。

私が飲んだときは、香ばしさと苦味が目立ち、飲みごたえのある一杯に仕上がっていました。

苦味が残りすぎる場合は、すぐに挽き目を粗くせず、豆量を少し減らして味を比べます。

抽出まで極端に遅い場合に、グラインダー作動中に挽き目を粗い側へ一目盛り動かしてください。

友人がマグニフィカSで使用するKIRKLANDコーヒー豆友人がマグニフィカSで使用しているKIRKLAND Espresso Blend

苦味と香ばしさのあるコーヒーが好きな方は、KIRKLAND Espresso Blendを候補にしてみてください。

一方、アイスコーヒーが好きな方には、私が普段飲んでいるカルディのコーヒー豆もおすすめです。

氷を入れてもコーヒーの風味を感じやすいため、自宅でアイスコーヒーを作りたい方は検討してみてください。

アイスコーヒーに使用しているカルディのコーヒー豆私がアイスコーヒーに使用しているカルディのコーヒー豆

浅煎り寄りは酸味を見極める

浅煎り寄りの豆で感じる酸味は、抽出不足だけでなく、その豆が持つ風味の場合があります。

抽出が速すぎるなら一目盛り細かくする余地はありますが、速度が問題ないのに酸味だけが気になるなら、豆量を少し増やすか、別の焙煎度を試す方が自然です。

設定で豆の個性を消そうとするより、自分が飲みたい方向の豆を選んだ方が、調整回数を減らせます。

 

ゲイシャ系は酸味と口当たりで選ぶ

苦味が前に出るコーヒーより、酸味を感じられる穏やかな味を好む方には、エチオピア ゲイシャ ゲレザとパナマ ゲイシャ ナチュラルも候補になります。

私が実際に飲んだ範囲では、どちらも味が濃く出すぎず、苦味より酸味を感じやすい仕上がりでした。

エチオピア ゲイシャ ゲレザは、酸味がありながら後味は重く残りにくく、全体としてマイルドに飲める印象です。

実際に飲んだエチオピアゲイシャゲレザのコーヒー豆実際に飲んだエチオピア ゲイシャ ゲレザのコーヒー豆

パナマ ゲイシャ ナチュラルも苦味が目立ちにくく、口に含んだときの酸味と、比較的すっきりした後味を感じました。

濃厚なコーヒーより、酸味を感じられる軽やかな一杯を飲みたい方に向いています。

実際に飲んだパナマゲイシャナチュラルのコーヒー豆実際に飲んだパナマ ゲイシャ ナチュラルのコーヒー豆

香ばしい苦味を求めるならKIRKLAND Espresso Blend、アイスコーヒーならカルディ、酸味とマイルドな口当たりを試したいならゲイシャ系という選び方が分かりやすいですよ。

豆を替えたら基準へ戻す

新しい豆へ替えるたびに、前の豆で決めた設定がそのまま合うとは限りません。

まず豆量を中央付近、挽き目をそれまで問題なく抽出できていた位置に置き、同じメニューで二杯以上飲んでみます。

そこから量、飲みごたえ、抽出速度の順で違和感を確認してください。

前の豆に合わせた細かい設定を引き継いだまま、新しい豆でさらに細かくすると、抽出が急に遅くなることがあります。

設定変更時の注意点

挽き具合の調整は味づくりの手段ですが、抽出不良をすべて解決する修理方法ではありません。

ノブを動かす前に、通常の設定差なのか、手入れや本体の不調なのかを見分けます。

目盛りを連続で動かさない

一目盛り変えて二杯以上待つ前に、次々と細かくしたり粗くしたりすると、現在の状態が分からなくなります。

特に薄さを直そうとして細かい側へ進めすぎると、抽出が極端に遅くなる可能性があります。

変更前の目盛りをメモし、戻せる状態で試してください。

清掃不足を設定で隠さない

以前と同じ豆、同じ設定なのに、急に抽出が遅くなった場合は、挽き目以外も確認する必要があります。

抽出口や抽出ユニットの汚れ、水経路の状態によって、流れ方が変わることがあるためです。

着脱部品はECAM22112の取扱説明書に従って手入れし、メーカーが案内していない分解や薬剤の使用は避けましょう。

異常が続くなら使用を止める

大きな異音、焦げたような臭い、水漏れ、エラー表示、設定を見直しても繰り返す抽出不良がある場合は、使用を中止してください。

グラインダーノブを無理に回したり、本体を分解したりせず、デロンギの公式サポートまたは購入店へ相談します。

正確な操作と手入れ方法は、手元のECAM22112取扱説明書とデロンギ公式FAQを最優先にしてください。

挽き具合のよくある質問

最後に、マグニフィカSのグラインダー設定で迷いやすい点へ回答します。

質問と答えは、ECAM22112BとECAM22112Wを対象にしています。

マグニフィカSの設定FAQ

Q1. マグニフィカSの挽き目は何番がおすすめですか?

A. 最初は購入時の目盛り5がおすすめです。

同じ豆とメニューで数杯抽出し、極端に遅ければ粗い側、豆量を調整しても薄く抽出も速ければ細かい側へ、一目盛りずつ動かしてください。

私は3が合っていると感じています。

Q2. グラインダーノブは電源を切った状態で回せますか?

A. 回さないでください。

抽出を始め、豆を挽いている最中だけ、一度に一目盛り動かします。

停止中に固いノブへ力を加えるのは避けましょう。

Q3. 挽き目を変えたのに味が変わらないのはなぜですか?

A. 変更前の状態で挽かれた粉が内部に残っているため、すぐには効果が分からない場合があります。

同じ条件で二杯以上抽出してから比べ、それでも足りないときに次の一目盛りを検討してください。

Q4. 薄いときは必ず細かくすればよいですか?

A. 必ずではありません。

一杯の量が多ければ抽出量、量はよいのに軽ければ豆量を先に確認します。

それでも薄く、抽出も速い場合に挽き目を細かくする候補が出てきます。

Q5. 苦いときは粗くすれば直りますか?

A. 抽出が極端に遅い場合は、粗い側への一目盛りが候補です。

ただし、深煎り豆の風味や豆量が原因なら、粗くするだけでは好みの味になりません。

豆の焙煎度、豆量、抽出速度の順に確認してください。

マグニフィカSの設定まとめ

マグニフィカSの挽き具合は、購入時の目盛り5を基準にします。

抽出が極端に遅いときは粗い側、豆量を見直しても薄く、抽出も速いときは細かい側が候補です。

どちらへ動かす場合も、豆を挽いている最中に一目盛りだけ変更し、二杯以上抽出してから結果を確認してください。

  • カップ量が多いなら抽出量から見直す
  • 量はよいが軽いなら豆量を確認する
  • 流れが極端なら挽き目を一目盛り動かす
  • 豆とメニューを固定して一項目ずつ比べる
  • 異音や水漏れがあれば使用を中止する

マグニフィカSには、すべての豆に共通する万能な数字はありません。

味だけでなく、カップ量と抽出速度も見ながら一項目ずつ合わせれば、どこを変えたことで飲みやすくなったのかが分かります。

これからマグニフィカS本体を用意する方は、販売元、付属品、保証内容も確認したうえで選んでください。

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