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こんにちは、ブリュークラフト・ガイドのtakaです。
マグニフィカSの口コミを読むと、「買ってよかった」という声と、「音が大きい」「思った味にならない」という声の両方が出てきます。
私の結論は、ブラックコーヒーを日常的に飲み、豆挽き音と手入れを受け入れられるなら、ECAM22112は有力な選択肢です。
ミルクまで自動で作りたい人や、大きなマグへ好みの量を登録したい人は、その条件を先に確認しておきましょう。
私はマグニフィカSをCLASで2026年8月25日から10月3日まで、約1か月半レンタルし、1日約2杯を飲みながら操作と片付けを確認しました。
半年以上Sを使っている友人の使用状況も参考にしています。
この記事では、基本モデルのECAM22112B/Wを対象に、購入者の口コミ、メーカーの仕様、私自身の使用感を照らし合わせてお伝えします。
ECAM22112はどんな機種か
最初にこの記事で扱う型番と、できることの範囲を確認します。
基本のブラックを自動で作る
ECAM22112は、豆を挽き、粉を押し固め、コーヒーを抽出する工程を本体に任せられる全自動コーヒーマシンです。
ブラックの自動メニューはエスプレッソとカフェ・ジャポーネの2種類。
豆と水を用意しておけば、一杯ごとに豆を量ったり、粉を詰めたりする必要がありません。
私は自室でECP3220とKG79Jも使ってきましたが、その使い方と比べると、粉を準備して抽出器具へセットする作業がなくなるのは大きな違いです。
朝にいつものコーヒーを飲むための手数を減らしたいなら、この基本機能だけでも購入する理由になります。
一方、カフェラテやカプチーノのミルクは、自分でフロッサーを使って泡立てます。
「全自動」は、ミルクの準備や片付けまで全部任せられるという意味ではありません。

実際に使用したマグニフィカS。 中央のダイヤルで豆量を調整します。
Sスマートとは分けて選ぶ
ECAM22112Bはブラック、ECAM22112Wはホワイトで、基本の抽出機能は共通です。
対して、SスマートのECAM25023SBは別モデルで、スペシャルティメニューやカフェ・ジャポーネの抽出量設定などに違いがあります。
ECAM23120など、ほかの型番について書かれたレビューも、そのままECAM22112の仕様として読まないようにしてください。
私もスタートECAM22020を家族共用で約1年間使用しましたが、同じ豆を両機で飲んだ範囲では、Sからスタートへ替わるだけで劇的に味が変わるとは感じませんでした。
追加費用を払うなら、メニューや操作方法など、自分が使う機能に理由を持たせたいところです。
比較を詳しく見たい方は、マグニフィカSとSスマートの機能・価格の違いを参考にしてください。
口コミでは何が評価されているか
購入者の評価を見ると、コーヒーを手軽に飲めることへの満足と、日常の作業への不満が同時に書かれています。
味と操作を評価する声がある
2026年10月16日に確認した価格.comのECAM22112Bの評価は、5点満点中4.65、集計対象は96件でした。
投稿には、ボタン操作で豆から抽出できる便利さや、好みのコーヒーを毎日楽しめることを評価する内容が見られます。
一方で、満足している投稿にも、音や本体の大きさ、カスの片付けへの指摘があります。
確認した購入者レビューの内容を、購入前の判断に使いやすいようにまとめました。
| 確認項目 | 評価する意見 | 気になるという意見 |
|---|---|---|
| 味 | 自宅で好みのコーヒーやラテを楽しめる | 豆によっては期待したほどの違いを感じない |
| 操作 | 慣れると少ない操作で抽出できる | 好みの味へ合わせるには調整が必要 |
| 日常の使用 | 内部の自動すすぎが助かる | 豆挽き音やカス処理、置き場所が気になる |
| 抽出量 | エスプレッソの量を変えられる | カフェ・ジャポーネの量を登録変更できない |
出典:価格.comのECAM22112B購入者レビュー、デロンギ公式楽天市場店の購入者レビュー。
点数や件数は変動します。
口コミは投稿の要約で、すべての購入者を対象にした調査ではありません。
同じ作業でも負担の感じ方が違う
手入れについて評価が分かれるのは、購入前に使っていた道具や、飲むメニューが違うためだと考えています。
豆を挽くところから手動で淹れていた人なら、作業を本体へまとめられる便利さを感じやすいでしょう。
反対に、カップへお湯を注ぐだけの飲み方から替えるなら、排水やカス捨てが増えます。
あなたが減らしたいのは、淹れる手間でしょうか、それとも片付ける手間でしょうか。
実際に飲んだ味と薄さの調整
まずメーカーが説明する飲み物の特徴を確認し、そのあとで私が実際に飲んだ感想をお伝えします。
私は濃く深みのあるコーヒーを好むため、その好みも踏まえて読んでください。
メニューごとの特徴を確認
メーカーの説明に基づく主な飲み物の違い
| 飲み物 | メーカーが示す特徴・作り方 | ECAM22112での対応 |
|---|---|---|
| エスプレッソ | 濃厚な味と香りを少量で楽しむコーヒー | 自動抽出(1杯の初期設定は約30mL) |
| カフェ・ジャポーネ | 豆を蒸らしながら間欠抽出し、旨味とすっきりした後味を目指すメニュー | 自動抽出(約120mL/2杯分は約240mL)・抽出量の登録変更は不可 |
| カフェラテ | エスプレッソへスチームミルクを加える | ミルクは手動フロッサーで用意する |
| カプチーノ | エスプレッソへフォームミルクを加える | ミルクは手動フロッサーで泡立てる |
スマートフォンでは表を横にスクロールできます。
出典:ECAM22112公式取扱説明書、デロンギ公式のコーヒーメニュー説明。
抽出量は目安で、豆や設定、抽出条件によって変わります。
ECAM22112には、独立したスペシャルティメニューやコールドブリューメニューはありません。
とくにカフェ・ジャポーネは、ペーパーフィルターで淹れるドリップそのものとは抽出方式が異なります。
いつものドリップとまったく同じ仕上がりを求めるより、別のコーヒーとして好みに合うかを見る方が選びやすいですよ。
エスプレッソは十分楽しめた
実際に飲んだSのエスプレッソは、私にはちゃんとおいしいと感じられる仕上がりでした。
少量の中にコーヒーの味がまとまり、表面のクレマと一緒に飲む口当たりも楽しめます。
別に使用しているエレッタ エクスプロアのエスプレッソと比べた私の印象では、Sの方が少し軽く感じる場面はありました。
それでもSのエスプレッソには満足できました。

マグニフィカSで実際に抽出したエスプレッソ。 味の評価は私の飲用時の感想です。
毎回、自分で粉を詰めたり押し固めたりせず、この一杯を作れることに私は価値を感じました。
ジャポーネは量の固定が惜しい
カフェ・ジャポーネは、コーヒーの深みを感じながら、エスプレッソより量を飲みたいときに使いやすいメニューでした。
私の好みでは、深煎りの豆で飲むと満足しやすく、普段のブラックとして楽しめます。
ただ、飲み終わりの軽さや酸味の感じ方は豆によって変わりました。
中煎り・浅煎りまで全部同じ設定で淹れればよい、とは感じていません。

マグニフィカSで抽出したカフェ・ジャポーネ。 表面にはクレマが見られます。
味とは別に、購入前に知っておきたいのが量の制約です。
前述した通り、ECAM22112ではカフェ・ジャポーネの抽出量を登録変更できません。
いつものマグいっぱいまで自動で入ることを期待していると、ここは不便に感じる可能性があります。
使うカップへ水を量って入れ、表の量で足りるかを確かめてから購入すると、飲む場面を具体的に想像できます。
まずいと決める前に設定を見る
私も初期状態で飲んだときは、自分の好みより薄いと感じることがありました。
そこで豆量を増やし、挽き目も複数試しています。
Sのレンタル機では7、5、3などを試し、私には3程度が好みでした。
これは私の豆と味覚に合った結果で、万人向けの設定ではありません。
まず普段使う豆と飲む量を決め、薄く感じるなら豆量を見直す。
それでも合わないときに、挽き目を少しずつ調整する方が、変化をつかみやすかったです。
挽き目のノブは、豆を挽いている間だけ、1目盛りずつ動かします。
公式案内では、変更後に2杯以上抽出してから効果を確認します。
一気に細かくするのではなく、抽出の流れも見ながら調整してください。
また、酸味を抑えたいのか、苦味を減らしたいのか、濃さを上げたいのかでも、見直す部分は変わります。
高い豆へ替える前に、今の一杯のどこが好みと違うのかを決めてみてください。
操作の詳細は、マグニフィカSの抽出量・豆量・濃さの調整方法で解説しています。

私は濃い味が好きなので、豆量を多めにしています。
家族と共用するなら、それぞれの好みの位置を覚えておくと便利ですよ。
操作は簡単でも豆挽き音は大きい
毎日の使い勝手は、ボタンの分かりやすさだけでは決まりません。
どの時間帯に、どの部屋の近くで使うかまで含めて考えると、買ったあとの生活に合うかが見えてきます。
普段の抽出で迷うことは少ない
私は説明書を一度読んでから使い始め、その後の日常操作で大きく困ることはありませんでした。
カップを置き、必要なら中央のつまみで豆量を合わせ、飲みたいメニューのボタンを押します。
ただし、抽出温度などの設定変更と、いつものコーヒーを出す操作は別です。
毎日使う部分は覚えやすくても、たまに行う設定は説明書で確認する前提になります。
また、私はSより先にスタートを使っていたため、水やカス受けの表示にもなじみがありました。
初めて全自動機を使う方は、最初に基本の表示だけ確認しておけば、その後の戸惑いを減らせると思います。
電源を入れた直後には内部のすすぎが入るので、すぐにコーヒーが出始めるわけでもありません。
その間にカップを用意するくらいの余裕を持つと、毎日の動作にも合わせやすかったです。
マグニフィカSの音を動画で確認
マグニフィカSを使って、私がとくに大きいと感じたのは、抽出やすすぎよりも豆を挽く音でした。
コーン式グラインダーで豆を砕くため、静かな部屋では豆挽き音がはっきり聞こえます。
夜に家族が寝ている時間に使い、音を指摘された経験もあります。
実際にどんな音が出るのか、こちらの抽出動画で確認してみてください。
マグニフィカSの実際の抽出動画。 豆挽きから抽出まで、工程による音の変化を確認できます。
寝室がキッチンのすぐ隣にある家庭や、早朝・深夜に飲むことが多い方は、その時間帯に豆挽き音を出せるかを考えて選んでください。
粉を使えば夜の豆挽きを省ける
ECAM22112は豆だけでなく、指定の投入口からコーヒー粉を使うこともできます。
ホッパーの豆を入れ替えずに、1杯だけデカフェへ切り替えたいときにも便利です。
私は夜に豆挽き音を出したくないとき、朝のうちにKG79Jでデカフェ豆を1杯分だけ挽き、夜にマグニフィカSの粉投入口へ入れて抽出しています。
KG79J自体にも豆挽き音はありますが、挽く時間を朝へ移せば、夜はマシンの内蔵グラインダーを動かさずに飲めます。
ただし、抽出やすすぎの音は残ります。

私が使用している旧型KG79J。 夜に飲む分を朝のうちに挽くときにも使っています。
私が使用しているのは旧型KG79Jで、下の商品リンクは後継モデルのKG79JNです。
主な違いは、消費電力が110Wから150Wへ、粉受け容量が100gから150gへ増えた点です。
うす式の刃、16段階の挽き目調整、本体サイズは共通しています。
ただ、別のミルで挽く使い方は、粉を移したり、残った粉を掃除したりする処理がちょっと面倒です。
私の使用環境では、細かく挽くほど粉受けの壁面へ粉が残りやすく、勢いよく外すと周囲へ散ることもありました。

KG79Jで挽いた粉と、粉受け内側への付着。 粉を移したあとにも掃除が必要になります。
そのため、私は使用後の粉掃除にTmwinnersのコーヒーミルブラシを使っています。
毛の面積が広く、粉の出口付近や台の上に残った粉をまとめて払いやすいところが気に入っています。
粉の付着そのものがなくなるわけではありませんが、残った粉を片付ける道具として使いやすいですよ。

普段使っているTmwinnersのコーヒーミルブラシと木製メジャー。 ブラシはミルの周囲に残った粉の掃除に使っています。
Tmwinnersのコーヒーミルブラシを確認する
ミルを掃除するときは電源プラグを抜き、清掃できる場所や方法は取扱説明書に従ってください。
また、マグニフィカSへ粉を入れる順番にも注意が必要です。
私は正しい投入状態になる前に粉を入れ、本体内部へ落として片付けに苦労した経験があります。
電源を切った状態で粉を先に入れておくのではなく、説明書に従って抽出できる状態にしてから、指定量を投入してください。

普段は豆から自動抽出、夜のデカフェだけ粉を使う、という使い分けが私には便利でした。
毎回ミルで挽いて移すより、必要なときだけ使う補助機能として考えています。
手動ミルクは飲む頻度で判断する
ECAM22112でも、ミルクを使ったコーヒーは楽しめます。
ただ、ブラックと同じ感覚でボタンを押せば完成するわけではないため、ここは作業の流れを見て選びたいところです。
泡立てには少し慣れが必要
ミルクピッチャーへ冷たい牛乳を入れ、左側のフロッサーで温めながら泡立て、抽出したエスプレッソと合わせます。
使い始めたころは大きな泡が目立つこともあり、10回程度使ったあたりから少しずつ慣れた感覚です。
これは私の経験なので、誰でも10回で同じようにできるという目安ではありません。

マグニフィカSでミルクを泡立てているところ。 ピッチャーを持って作業します。
私が作ったミルク入りのコーヒーは、家族にもおいしいと言ってもらえました。
エスプレッソへ泡立てた牛乳とはちみつを加えると、甘さとミルクのクリーミーさが合わさり、ブラックとは違う楽しみ方ができます。
私はアイスコーヒーを選ぶことも多いのですが、家族はこちらの飲み方が好みでした。
ときどき作るなら、手動の作業を含めて楽しめると思います。
一方、毎朝これを2杯、3杯と作る予定なら、牛乳の用意、泡立て、注ぎ分けを続けられるかまで想像してみてください。
毎朝ラテを飲むなら自動も候補
私は別機種のエレッタ エクスプロアで、自動ミルクも使用しています。
その経験では、手動より作る工程が楽で、泡も細かく、仕上がりは自動の方が好みでした。
以下の2枚は、その自動ミルクの動作を確認するための写真です。

別機種のエレッタ エクスプロア。 ECAM22112には、この自動ミルクコンテナは付いていません。

自動ミルク抽出の様子。 手動のようにピッチャーを持ち続ける必要がありません。
ただし、自動でもすすぎと部品を分解して洗う作業は別に必要です。
私の感覚では、作るときの楽さほど、片付けに大差があるわけではありませんでした。
また、この写真や感想はエレッタでの経験であり、すべての自動ミルク搭載機が同じ仕上がりという評価でもありません。
マグニフィカ内で自動ミルクを検討するなら、Sと自動ミルク付きスタートを含む全5モデルの比較で、対象型番とメニューを確認できます。

ミルクを毎日飲むなら、作る工程を何度も繰り返すことになります。
私なら、その頻度を決めてから自動化へ払える金額を考えます。
手入れは毎日と定期作業で考える
ECAM22112は内部のすすぎを自動で行いますが、カスや排水を捨てたり、部品を洗ったりする作業は残ります。
私には続けられる負担でしたが、「洗うものがなくなる」と期待して買うと、印象が変わる部分です。
カスと排水は日常的に処理する
ブラック中心で使った際、トレイやカス受けなどの日常的な洗浄は、私の体感では5分程度でした。
厳密に計測した時間ではなく、除石灰や本体内部のまとまった清掃は含めていません。
使っていて思ったよりたまりやすかったのが、起動時や終了時のすすぎ水です。
飲んだ杯数が少なくてもトレイには水がたまるため、私はカスを捨てるときに排水も済ませ、取り外した部品をまとめて洗っていました。

取り外したトレイとカス受け。 カス捨てと排水を済ませ、一緒に洗っています。
ここで一つ、必ずカス受けが満杯になっていなくても、中のカスは捨てるようにしてください。
以前、使用済みのカスを約1週間放置し、白いカビが見える状態にしてしまったことがあるからです。
私はそれ以来、容量に余裕があってもため込まず、基本的にその日のうちに片付けるようにしています。
なお、カス捨ては本体の電源を入れた状態で行います。
抽出杯数のカウントをリセットするために必要な操作なので、普段の片付けでもこの順番を守ってください。
抽出ユニットも洗う必要がある
本体の中には、コーヒーを抽出するための取り外し式ユニットがあります。
日常のトレイ洗いだけでなく、この部分も定期的な手入れの対象です。

取り外した抽出ユニット。 設置時には、この部品を出し入れする場所も確保します。
確認したECAM22112の取扱説明書では、1か月に1回、または1週間以上使わなかった場合のお手入れとして案内されています。
私はおおよそ2週間に1回洗っていましたが、これは私の運用です。
取り外しや取り付けに大きな不満はなかったものの、壁へ寄せすぎた場所では作業しにくくなります。
抽出ユニットは洗剤や食洗機を使わず、説明書どおりに洗浄・乾燥させて戻します。
ミルクを使った日は、さらにフロッサーとノズルの洗浄も加わります。
フィルターを使っても除石灰は必要
普段のすすぎとは別に、水に含まれる石灰成分を取り除く「除石灰」が必要です。
ECAM22112の取扱説明書では、所要時間は30分程度で、途中で中断できない作業として案内されています。
私もSとスタートの両方で行いましたが、除石灰剤と水を準備し、排水を受けて最後のすすぎまで終える時間が必要でした。

マグニフィカSで実際に行った除石灰。 大きな容器で排水を受け、すすぎまで進めます。
最初の排水は思ったより勢いがあり、私は容器の位置にも気を配りました。
毎日のトレイ洗いとは別に、時間に余裕がある日に済ませる作業と考えておくとよいですよ。
この石灰の蓄積を抑えるために使えるのが、別売のウォーターフィルターです。
デロンギは、ウォーターフィルターには内部への石灰分の付着を軽減し、除石灰の頻度を減らす働きがあると説明しています。
私はSを使った期間が約1か月半だったため、レンタル中はフィルターを取り付けていませんでした。
一方、長く使用しているスタートECAM22020では、給水タンクへフィルターを取り付けています。

私が使用しているスタートECAM22020の給水タンク。 内部にウォーターフィルターを取り付けています。
ECAM22112でもウォーターフィルターを使用できます。
ただし、ECAM22112にはフィルターの装着を登録して除石灰のお知らせの間隔を延ばす設定はありません。
装着後も、本体からお知らせが出たら除石灰を行います。
また、フィルターを付けても、除石灰剤を準備し、排水を受けてすすぐという基本作業は変わりません。
手入れをなくすものではありませんが、長く使ううえで内部の石灰の蓄積を抑えたいなら、取り付けを検討する価値があります。
フィルター自体も交換が必要で、メーカーが案内する目安は使用開始から2か月です。
デロンギ純正ウォーターフィルターを確認する
除石灰には、デロンギ純正の除石灰剤を使っています。

デロンギ純正除石灰剤EcoDecalk mini。 箱と100mLパックを並べた写真です。
私には、1回分の小容量タイプは投入量が分かりやすく、扱いやすく感じられました。
豆代に加え、除石灰剤やフィルターの交換費用も、購入後にかかる出費として考えておきたいところです。
デロンギ純正除石灰剤の価格を確認する
ただ、まとめて買った方が便利だと思う方は、こちらを使ってください。
正確な使用量と作業手順は、ECAM22112の取扱説明書に従ってください。
置ける寸法と使える空間は違う
口コミの「大きい」は、幅だけを見ると実感しにくいかもしれません。
Sは奥行きがあり、部品を引き出して使うため、本体が収まった先の動作まで確認しておきましょう。
奥行き43センチと周囲の余裕
ECAM22112の外形寸法は、約幅238×奥行430×高さ350mm、本体質量は約9.5kgです。
水タンクは1.8L、豆ホッパーは250g。
幅23.8cmだけなら置けそうでも、奥行き43cmを実際の台へ当てはめると、想像より前へ出ることがあります。
さらに、取扱説明書では左側と背面を5cm以上、右側と上部を20cm以上空けるよう案内されています。

友人宅のSを斜め横から撮影。 本体の奥行きや、周囲との距離を見る参考になります。
上に棚がある場合は、ふたが開くだけでなく、豆袋を持った手が入るかも確認してください。
私は豆を入れるたびに本体を動かす必要はありませんでしたが、それは上部に作業できる空間があったためです。
給水と片付けの動きを試す
私が使いやすいと感じたのは、カウンターの水回りに近い場所でした。
タンクを外して給水し、トレイの水を捨て、洗った部品を戻すまでの移動が短く済みます。
一方、使うたびに本体を持ち上げる配置だと、重さそのものが負担になります。
タンクやトレイを前へ引き出せるか、右側の抽出ユニットへ手が届くかを、購入前に確かめておくのがおすすめです。
私はユニットを扱うとき、本体を少し斜めにすることもありました。
そのため、設置台へ寸法の目印を付けたら、正面から眺めるだけでなく、部品を持ってシンクへ運ぶ動きまで試してみてください。
置き場所を詳しく確認したい方は、マグニフィカSのサイズと設置スペースの確認方法も参考になります。
価格と使う回数で購入を決める
機能が自分に合うと分かったら、最後に購入費用と使う頻度を結び付けて考えます。
安く買えたかだけでなく、買ったあとに無理なく使い続けられるかが大切です。
公式表示は税込69,800円
2026年10月16日に確認したデロンギ公式オンラインショップでは、ECAM22112B、ECAM22112Wともに69,800円(税込)でした。
これは確認時点の公式表示で、市場の最安値や今後の販売価格を保証するものではありません。
出典:ECAM22112B公式製品ページ、ECAM22112W公式製品ページ。
仮に本体代だけを3年間・1日2杯で割ると、1杯あたり約32円になります。
1日1杯なら約64円です。
これは製品の寿命や、外で飲む場合の節約額を示す計算ではありません。
豆、水、電気、除石灰剤、必要になった場合の修理などは含まない、本体費用だけの目安です。
毎日使うなら、準備を省ける便利さへ費用を払いやすい一方、月に数回しか使わないなら、一杯あたりの負担は大きくなります。
私なら「これを買えば毎日飲むはず」より、今ある飲む習慣へ無理なく入れられるかで判断します。
販売元と保証条件まで確認する
Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングで比較するときは、商品名に加えてECAM22112B/Wの型番を確認します。
同じシリーズ名でも、別型番、中古、整備済み品などでは条件が変わるからです。
新品同士で比べる場合も、送料、販売元、初期不良時の対応、保証の登録条件まで見てください。
クーポンで支払いが減る金額と、あとから付くポイントを分けて見ると、必要な出費をつかみやすくなります。
保証期間の延長には対象製品や登録期限などの条件があるため、購入先とメーカーの最新案内をご確認ください。
ブラックを普段から飲み、ここまでの音、手入れ、サイズを許容できるなら、実際の購入価格を比べてみましょう。
マグニフィカS ECAM22112B/Wの価格を確認する
ECAM22112のよくある質問
Q1. ECAM22112BとWで味に違いはありますか?
A. 前述した通り、BとWは本体色の違いで、基本の抽出機能は共通です。
味のために色を選び分ける必要はありません。
置き場所との見た目や、その時点の価格・販売条件で選んでください。
Q2. アイスコーヒーも作れますか?
A. 温かく抽出したコーヒーを氷で冷やして作れます。
私も深煎りの豆をカフェ・ジャポーネで淹れ、アイスで楽しんでいました。
氷で薄まる分を考えて豆量などを調整します。
水から低温で抽出するコールドブリューとは別の作り方です。
Q3. カプセルやインスタントの粉は使えますか?
A. 使えません。
対応するのは焙煎したコーヒー豆と、説明書で指定する抽出用のコーヒー粉です。
お湯に溶かすインスタントコーヒーや、ネスプレッソなどのカプセルとは異なります。
Q4. 週末だけ使う場合にも向いていますか?
A. 使用はできますが、使う回数が少ないほど、本体費用に対する便利さは慎重に考えたいところです。
使わない期間の水やカスの処理も必要になります。
自分で淹れる作業を楽しめるなら、今の器具を続ける選択もあります。
Q5. 壊れやすい機種ですか?
A. 私の約1か月半の使用と友人の経験だけで、故障率や何年使えるかは判断できません。
購入者の故障報告も個別の事例で、購入台数に対する割合は分かりません。
購入時には保証と修理窓口を確認し、使用中は指定の清掃と除石灰を続けてください。
ECAM22112が合う人の結論
ECAM22112を使って私がよかったと感じたのは、いつものブラックを飲むまでの準備を減らせることでした。
味も調整できますし、たまには手動ミルクで違う飲み方を楽しめます。
購入の条件としては、次の4点を確認してください。
- 主にエスプレッソやカフェ・ジャポーネを飲む
- 使う時間帯に豆挽き音を出せる
- 給水・排水・カス捨てと定期清掃を続けられる
- 部品の着脱まで含めた置き場所を確保できる
この条件が合うなら、基本モデルでも日常のコーヒーを十分楽しめると思います。
反対に、毎朝ラテまで自動で完成させたい、ジャポーネの量を自由に登録したいなど、外せない希望がある場合は、それを満たす機種を選びましょう。
口コミの点数より、自分の一日の中で使い続けられるか。
そこを基準に選ぶことが、マグニフィカSを買ったあとの後悔を減らすと思います。

